【リポート】へべすの未来に光が差した! 未来プレゼンテーション③

熱気を帯びてきた日向ドラゴンアカデミーの未来プレゼンテーション。続いて3番手のチームが登壇しました。

 

グループ3「圧倒的な健康効果を手軽に訴求!」

 

主題:調味料としての使い勝手を向上させる!

要旨:レシピ付きパッケージと果汁ツールでPR!

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チームはへべすの他の柑橘類にはないほど恵まれた機能性成分を訴求することに注力。へべすの果実を、レシピなどを付加した巻物型のパッケージに入れて贈答などに活用する「へべの巻」を発表しました。また、ナイフがなくても簡単に果汁を絞り出せるオリジナルツール「へべスティック」も、実演も交えて披露しました。

 

「さまざまな人の声を集めたところ、糖質制限など健康に気を使っているユーザーにはドリンクに使うなど潜在的なニーズを感じるに至りました。一方で使い方はかぼすやすだちのように焼き魚にかける程度でバリエーションがない。レシピの提案の余地もあると考え、レシピ付きで手軽に購入できる“へべの巻”を発案しました」

 

ヒアリングやアンケートを通じてユーザーの声に耳を傾けるのは、他のチームと同じくここでも実践されていました。へべスティックの実演では寸劇の要素も交えて来場者にその使い勝手をアピール。簡単に果汁が絞り出せる様子を見た来場者からは「おおー!」と驚きの声が上がっていました。

 

【講評】

「プレゼンで寸劇を入れるなど工夫しているところが良かった!」(齋藤氏)

「私も健康効果をPRしたいと思っていた1人です。また、ものだけではなく使いやすさを考えたツールのアイデアも良かった。私の会社では搾汁をしていて、渋みが出さずに搾汁する遠心分離のような方法もあります。皆さんの発想にプラスになれば!」(株式会社中島鉄工所 中島氏)

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へべすの用途に着目したメンバー。江戸時代、嫁ぐ女性にへべすの苗木を持たせると嫁ぎ先で株が上がるとされた歴史を引用し、へべすならではの上品な使い方がもっと提案できてもいいのではないかというアイデアがヘベスティックにつながったことを説明。へべすには販路開拓につながる視点が豊富に残されていることを示しました。

 


 

グループ4「就農に変わる新しい農業のかたち!」

主題:農家とユーザーをつなぐ「接農」の取り組み

要旨:へべすオーナー制度の導入!

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高齢化に伴う収量減に危機感を覚えているこのグループは、現役の若手へべす農家の2人。農家とユーザーをつなぐ「接農」をコンセプトに、生産を下支えできるさまざまなアイデアを発表。中でも苗木1本1万円でオーナーを募り、植樹から収穫サポートまでに協力をお願いするオーナー制度は、ゲストや来場者に強い印象を与えました。

 

「生産者の高齢化はよく言われていることですが、実はへべすの木の多くが樹齢25年を迎えていて収量が減っており、植え替えが必要です。しかし生産者自体が少ない現状では、それを担う人もいない。そこで私たちは、へべすの保全に力を貸してくれる人とオーナー制度というかたちでつながれないかと考えました」

 

仮に80人のオーナーが決まれば、農家にはものを売らずとも80万円の粗利が立ちます。それを元手に植え替えなどの管理ができて、収穫の時期には現物でオーナーにお返しする。オーナーは就農せずとも部分的に農業に携わることによってさまざまな体験ができます。農家と顧客をへべすでつなぐ、従来にはなかった発想です。

 

【講評】

「今の生産者の大半が高齢者ということは、高齢になっても続けている農業という見方もできるのでは。日向市とコラボしてシニアに定年後の就農を提案してもいいなと感じました。情報発信は得意なんで任せてください!」(ひむかBiz センター長 長友氏)

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「オーナー制度、早速5本から始めたいんですけどどうすればいいですか?(チームはその場で返答)ありがとうございます。じゃあ今日からスタートですね。やりましょう!」(土屋氏)

土屋氏が早速手を挙げた通り、すぐにでも実行できそうなこのプランには「管理とはどんなことが必要になるか」「1本1万円で足りるのか」「店舗ぐるみの大口オーナーもアリじゃないか」など、具体的な質問や提案が相次ぎました。販路拡大には生産量の増加も不可欠。2人のプランは現実的にも実現が急がれるものです。

(続く)